📌 まずは問題を見ろ
→ javadrill.tech で出題された問題を見る（Step07）
問題のポイント
Map<String, Map<String, Integer>>を使ったネスト構造の管理- 外側：店舗名 → 内側：商品名 → 値：在庫数
- 2段階で
containsKey()を使い、Mapの初期化をミスらないように
まず、日本語で考えろ
- 複数の店舗がある。
- 各店舗ごとに、いろんな商品の在庫がある。
- 店舗ごとにMapを持たせる必要がある。
- 出力形式は：
Tokyo:
Apple → 10
Banana → 5コメントを書け
// 店舗ごとの在庫Mapを持つMap（Map<String, Map<String, Integer>>）を作る
// 店舗と商品と在庫数を登録する
// 店舗ごとに商品と在庫を出力する（2重ループ）コメントに従ってコードを書け
import java.util.*;
public class MapUtil {
public static void printStoreInventory() {
// 店舗ごとの在庫Mapを持つMap（Map<String, Map<String, Integer>>）を作る
Map<String, Map<String, Integer>> storeInventory = new HashMap<>();
// データ登録：Tokyo店
addStock(storeInventory, "Tokyo", "Apple", 10);
addStock(storeInventory, "Tokyo", "Banana", 5);
// データ登録：Osaka店
addStock(storeInventory, "Osaka", "Apple", 7);
addStock(storeInventory, "Osaka", "Orange", 3);
// 店舗ごとに商品と在庫を出力する（2重ループ）
for (String store : storeInventory.keySet()) {
System.out.println(store + ":");
Map<String, Integer> stockMap = storeInventory.get(store);
for (String item : stockMap.keySet()) {
System.out.println(item + " → " + stockMap.get(item));
}
}
}
// 在庫を登録する共通処理
private static void addStock(Map<String, Map<String, Integer>> inventory,
String store, String item, int count) {
if (!inventory.containsKey(store)) {
inventory.put(store, new HashMap<>());
}
inventory.get(store).put(item, count);
}
}実行結果の例（順不同）
Tokyo:
Apple → 10
Banana → 5
Osaka:
Apple → 7
Orange → 3コードの解説
- 外側のMapが「店舗 → 商品Map」、内側のMapが「商品名 → 在庫数」。
addStock()メソッド内で、外側のMapにその店舗がなければ内側Mapを初期化。- 2重ループで、外側 → 内側の順に出力。構造を順にたどるイメージ。
つまづきやすいポイント
Map<String, Map<...>>は、「構造」としてちゃんと図にして理解しないと混乱する。- 外側のMapに対して
containsKey()で確認し、内側Mapを new してから使うことを忘れがち。 - 出力も2重ループ。ループの中で何をループしているのか、構造に即して考えろ。
teshのひとこと
Mapの中にMap。
構造が増えたとたん、頭の中が混乱して止まるやつが続出や。
でもな、複雑なのは構造じゃなくて、おまえの思考のほうや。
図に描け。言葉で説明しろ。それができたら、ネストは怖くない。
Just keep typing, baby.
階層を読め。構造を重ねて、現実を支配しろ。
