プログラマーは最下層じゃねえ

// プログラマーこそが // サイコーの職業 essays

オレはプログラマーだ。
この国でその言葉が、まるで“技術者ヒエラルキー”の最下層を指すように使われていることに、ずっと違和感を持っている。

「上流工程」だとか「システムエンジニア>プログラマー」だとか。
そんな言葉を真顔で並べる日本のIT業界には、いまだに「手を動かすやつは格下」という空気がある。コードを書いてるやつは「作業者」、仕様書を書くやつは「考えてる人」ってことになってる。

でもな、それ、日本だけだ。

オレはこれまで、アメリカ、インド、東南アジア、ヨーロッパのいろんな開発現場で、エンジニアたちと仕事をしてきた。
全体設計も、プロジェクトマネジメントも、ITコンサルもやってきた。いわゆる「上流工程」って言われるやつな。
だけど、それでもオレは自分を「プログラマー」だと思ってるし、それを誇りにしてる。

海外では、プログラマー(実際は”Software Engineer”ということが多い)=技術者の核だ。
そもそも “SE(システムエンジニア)” って職種、英語圏には存在しない。
Systems Engineer って言ったら、それはハードウェアとかインフラ側の話になる。
日本だけだ、「SE>PG」なんていう謎の階層構造があるのは。

考えてみてくれ。
コードを書くってのは、世界のルールを自分で定義して、それを動かすってことだ。
ゼロから何かを立ち上げられる力を持ってるのに、それが「下流」だなんて笑わせんな。


プログラミング初学者へ

今、オレのこのサイトを見てくれてるってことは、
少なくとも「書いてみよう」「やってみよう」って思ってるってことだよな。

忘れんなよ。
おまえが学んでるのは魔法だ。
「打ったら動く」って、どう考えても異常だろ。
言葉の一つひとつが、世界を変える力を持ってる。

プログラマーってのは、
人に使われる側じゃない。
世界を定義し直す側だ。

オレはプログラマーであることを誇りに思ってる。
そして、おまえがもし「自分もそうなりたい」って思ってるなら、
オレは全力でその背中を押す。

Just keep typing, baby.
ベイベェ、とにかくコードを打ち続けろ。手を止めるな。
意味はあとから、ちゃんとついてくる。